“かちき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勝気77.8%
勝氣22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駄々だだで、それでいて老成ませ勝気かちきなところがあった。年は一つ上の八つだったと覚えている。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
さう云つて勝気かちきな秀子さんが坐ると、パチ/\と、女の子たちは手を叩きました。
仔猫の裁判 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
それもとき場合ばあひによつたもので、のべつに勝氣かちき振廻ふりまはしてもりますまい、そのうちにもをんな勝氣かちきなかへつゝんで諸事しよじ心得こゝろえたらいかもれませぬけれど
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
むすめでございますか? むすめ眞砂まさごとしは十九さいでございます。これはをとこにもおとらぬくらゐ勝氣かちきをんなでございますが、まだ一武弘たけひろほかには、をとこつたことはございません。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
勝氣かちきのさせる理由わけ口惜くやなみだなのでした。
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)