“勝気”の読み方と例文
旧字:勝氣
読み方割合
かちき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数行すうこう主客しゅかくともに興たけなわとなり、談論に花が咲き、元気とか勝気かちきとかいさましい議論の風発せるあいだに、わが輩は退席せんとして玄関に出た。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
子供の時に Hydrocephalus ででもあったかというような頭の娘で、髪がや薄く、色があおくて、下瞼したまぶたが紫色を帯びている。性質はごく勝気かちきである。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
駄々だだで、それでいて老成ませ勝気かちきなところがあった。年は一つ上の八つだったと覚えている。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)