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かきくも
ふりがな文庫
“かきくも”の漢字の書き方と例文
語句
割合
掻曇
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掻曇
(逆引き)
たゆたひて、知らずや、かしこ
掻曇
(
かきくも
)
る
夜
(
よる
)
の
一天
(
いつてん
)
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
日中
(
ひなか
)
は
硝子
(
ビイドロ
)
を焼くが如く、
嚇
(
かっ
)
と晴れて
照着
(
てりつ
)
ける、が、
夕凪
(
ゆうなぎ
)
とともに
曇
(
どん
)
よりと、水も空も疲れたように、ぐったりと雲がだらけて、
煤色
(
すすいろ
)
の飴の如く
粘々
(
ねばねば
)
と
掻曇
(
かきくも
)
って、日が暮れると墨を流し
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
恁
(
かく
)
て、
數時間
(
すうじかん
)
を
經
(
へ
)
たりし
後
(
のち
)
、
身邊
(
あたり
)
の
人聲
(
ひとごゑ
)
の
騷
(
さわ
)
がしきに、
旅僧
(
たびそう
)
は
夢
(
ゆめ
)
破
(
やぶ
)
られて、
唯
(
と
)
見
(
み
)
れば
變
(
かは
)
り
易
(
やす
)
き
秋
(
あき
)
の
空
(
そら
)
の、
何時
(
いつ
)
しか
一面
(
いちめん
)
掻曇
(
かきくも
)
りて、
暗澹
(
あんたん
)
たる
雲
(
くも
)
の
形
(
かたち
)
の、
凄
(
すさま
)
じき
飛天夜叉
(
ひてんやしや
)
の
如
(
ごと
)
きが
縱横無盡
(
じうわうむじん
)
に
馳
(
は
)
せ
𢌞
(
まは
)
るは
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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