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かおだち
ふりがな文庫
“かおだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
容貌
41.9%
顔立
29.0%
顔容
19.4%
面相
3.2%
顔貌
3.2%
顔質
3.2%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
容貌
(逆引き)
世には妙な
容貌
(
かおだち
)
の人もあればあるもので、泣いている時ですら見たところは笑っているとしか思われないものがあります。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
かおだち(容貌)の例文をもっと
(13作品)
見る
顔立
(逆引き)
特に「
御所人形
(
ごしょにんぎょう
)
」とか「
嵯峨人形
(
さがにんぎょう
)
」とか呼ばれるもので、昔からの技を守るものは出来が上等であります。
顔立
(
かおだち
)
にも
身形
(
みなり
)
にも型を守って乱しません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
かおだち(顔立)の例文をもっと
(9作品)
見る
顔容
(逆引き)
わたくしは又ぎよつとして振返ると、わたくしの左の方に
列
(
なら
)
んでゐる十五六の娘——その
顔容
(
かおだち
)
は今でもよく覚えてゐます。
停車場の少女:――「近代異妖編」
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かおだち(顔容)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
面相
(逆引き)
私は急いで余所を向いて了ったから、
能
(
よ
)
くは、分らなかったが、何でも下女の話の通り
細面
(
ほそおもて
)
で、蒼白い、淋しい
面相
(
かおだち
)
の、
好
(
い
)
い女だ……と思った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
顔は度々合せるから漸く分ったが、
能
(
よ
)
く見ると、
雀斑
(
そばかす
)
が有って、
生際
(
はえぎわ
)
に少し難が有る。髪も
更少
(
もすこ
)
し濃かったらと思われたが、併し何となく締りのあるキリッとした
面相
(
かおだち
)
で、私は
矢張
(
やっぱり
)
好
(
い
)
いと思った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
かおだち(面相)の例文をもっと
(1作品)
見る
顔貌
(逆引き)
主人公の
顔貌
(
かおだち
)
が能面でもあるかのように上品すぎることと、その
胆汁
(
たんじゅう
)
が
滲
(
し
)
みだしたような黄色い皮膚と、そして三十女の婦人病を思わせるような
眼隈
(
めのくま
)
の
黝
(
くろ
)
ずみぐらいなものであった。
赤耀館事件の真相
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かおだち(顔貌)の例文をもっと
(1作品)
見る
顔質
(逆引き)
「こういうと未練があるようでおかしいが、
顔質
(
かおだち
)
は悪い方じゃありませんでした。
眉毛
(
まみえ
)
の濃い、時々八の字を寄せて人に物を云う癖のある」といったような言葉をぽつぽつ頭の中で
憶
(
おも
)
い起しながら
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かおだち(顔質)の例文をもっと
(1作品)
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