“かうがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
56.0%
慷慨28.0%
梗概12.0%
沆瀣4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼈甲べつかふくしかうがいを円光の如くさしないて、地獄絵をうたうちかけもすそを長々とひきはえながら、天女のやうなこびこらして、夢かとばかり眼の前へ現れた。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
といふは自分達は失敬ながら世界を知らないで蚊のすねのやうな痩腕を叩いて日本主義の国粋主義のと慷慨かうがい振る癖に
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
新聞しんぶんには講演かうえん梗概かうがいたが、新聞しんぶん記事きじには、信用しんようはらはぬ一にんであるので、しようとせぬ)として、生意氣なまいきながらごとせつするのである。
五色氤氳いんうん、といへる、金柯初めて繞繚、玉葉漸く氤氳、といへる、還つて九霄に入りて沆瀣かうがいを成し、夕嵐生ずる処鶴松に帰る、といへる詩の句などによりて見れば
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)