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氤氳
ふりがな文庫
“氤氳”の読み方と例文
読み方
割合
いんうん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いんうん
(逆引き)
陶鮑の詩の句のは、或は望む可く、或は感知す可きもので、山澤より放散する
氤氳
(
いんうん
)
溟漠
(
めいばく
)
たる氣を指して居る。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
かくて妾は
宛然
(
さながら
)
甘酒に酔いたる如くに興奮し、結ばれがちの精神も引き立ちて、互いに尊敬の念も起り、時には
氤氳
(
いんうん
)
たる
口気
(
こうき
)
に接して
自
(
おの
)
ずから
野鄙
(
やひ
)
の情も
失
(
う
)
せ
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
花一つ、蕾一つ、高薫
氤氳
(
いんうん
)
、発して我が面をうち、乱れて一室の浮塵を鎮め去る。これはお向の
孝
(
たか
)
さんの家からの借物なれど、我が愛は初めて姉に女の児の生れたりし時よりも増れる也。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
氤氳(いんうん)の例文をもっと
(6作品)
見る
氤
部首:⽓
10画
氳
部首:⽓
14画
“氤氳”のふりがなが多い著者
福田英子
幸田露伴
高村光太郎
石川啄木
夏目漱石