“おてもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御手許75.0%
御手元25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多日たじつやまひしようして引籠ひきこもり、人知ひとしれず諸家しよか立入たちいり、内端うちわ樣子やうすうかゞるに、御勝手ごかつてむなしく御手許おてもと不如意ふによいなるにもかゝはらず、御家中ごかちう面々めん/\けて老職らうしよく方々かた/″\はいづれも存外ぞんぐわい有福いうふくにて
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
相待ち懷姙くわいにんの子を大切たいせつに致すべしとて御手元おてもと金百兩をさわつかはされたり澤の井は押戴おしいたゞ有難ありがたきよしを御禮おんれい申上左樣なればおほせに隨がひ私儀わたくしぎは病氣のつもりにて母のもとへ參るべししかしながら御胤おんたね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
預け置き受取候節は此櫛さへ持參ぢさん致し候へばたれにても引替ひきかへに金子相渡す由承まはり候まゝ右のくし御手元おてもとへ差上候明朝早々に野尻宿へ御出で下され金子きんす御受取被成候へば私し事はいづれ近々の中に當所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)