“おしわけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押分50.0%
押別25.0%
推分25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弦月丸げんげつまる舷梯げんていたつすると、私共わたくしども乘船じやうせんことすで乘客じやうきやく名簿めいぼわかつてつたので、船丁ボーイはしつてて、いそがはしく荷物にもつはこぶやら、接待員せつたいゐんうや/\しくぼうだつして、甲板かんぱん混雜こんざつせる夥多あまたひと押分おしわけるやらして
また八尺やさか入日子いりひこの命が女、八坂やさか入日賣いりひめの命に娶ひて、生みませる御子、若帶日子わかたらしひこの命、次に五百木いほき入日子いりひこの命、次に押別おしわけの命、次に五百木いほきいり日賣の命、またのみめの御子、豐戸別とよとわけの王
余は何事なるや知らざれどこゝにて目科と共に馬車をくだり群集を推分おしわけて館の戸口に進まんとするに巡査の一人強く余等よらさえぎりて引退ひきしりぞかしめんとす
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)