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いれう
預り
猶追々に門弟
殖ければ殊の外に
繁昌なし居たるに此程半四郎の實父半左衞門は
不計風の
心地にて
煩ひ付しかば種々
醫療に手を
唐の
開元年中の
事とぞ。
戸部郡の
令史が
妻室、
美にして
才あり。たま/\
鬼魅の
憑る
處となりて、
疾病狂せるが
如く、
醫療手を
盡すといへども
此を
如何ともすべからず。
爰に寶永三年四月
紀伊大納言光貞卿
御大病の處
醫療叶はず六十三歳にて
逝去まし/\ける此時松平
主税頭信房卿は御同家
青山百人町なる松平
左京太夫の
養子となり青山の
屋敷に
在せり
扨また大納言光貞卿の
惣領綱教卿は