“いくた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾多50.0%
生田38.6%
幾度6.8%
許多2.3%
諸多2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この建築を俗に塔ととなえているが塔と云うは単に名前のみで実は幾多いくたやぐらから成り立つ大きな地城じしろである。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其他そのほか世人せじん到底たうてい豫想よさうがた幾多いくた材料ざいりよう蒐集中しうしふちうなりしが
先祖せんそ蒲冠者かばのかんじゃ範頼のりよりから出て、世々よよ出雲いずもにおり、生田いくた氏を称した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
君もご承知の通り、大阪には、浄瑠璃じょうるりと、生田いくた流の箏曲そうきょくと、地唄じうたと、この三つの固有な音楽がある。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
同じようなことが幾度いくたびもくりかえされる場合にはそういうことができるとも考えられようが、くりかえされることは実は歴史の過程ではない。
私はどうかして、教に服するよりも、「教」と「私」とが暖かに滑かに一致して行くようにならぬものかと、幾度いくたび願い、もだえ、苦しみましたろう。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
長安には太清宮のしも許多いくたの楼観がある。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
の研究にるに、彼等は何れも矢毒(即ち野獣を射てこれを毒殺すべくやじりに塗る毒)クラーレ、ヴェラトリンのごとき猛毒の使用を知り、あはせて阿片あへん規那きな大麻おほあさヤラツパ、など諸多いくたの薬剤の使用を知つて居る。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)