“ここだく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨万33.3%
幾多33.3%
幾許33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四三管仲くわんちゆう四四ここのたび諸侯をあはせて、身は四五倍臣やつこながら富貴は列国の君にまされり。四六范蠡はんれい四七子貢しこう四八白圭はつけいともがら四九たからひさぎ利をうて、巨万ここだくこがねみなす。
幾多ここだくの小蝦隱れし砂煙やがて靜まり水澄みにけり
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
「朝顔は朝露おひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけれ」(巻十・二一〇四)、「夕影に来鳴くひぐらし幾許ここだくも日毎に聞けど飽かぬ声かも」(同・二一五七)などの例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)