幾許ここだく)” の例文
「朝顔は朝露おひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけれ」(巻十・二一〇四)、「夕影に来鳴くひぐらし幾許ここだくも日毎に聞けど飽かぬ声かも」(同・二一五七)などの例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)