“いくど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾度98.3%
何度1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これからをつけろ。」と、小僧こぞうゆるしてやりました。小僧こぞうは、幾度いくどあたまげて、ほかのくるまといっしょにはしりました。
はととりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)
幾度いくどか二人はつんのめりそうになった。両腕を互の首根っ子に廻わして、お互にまた引きずったり、もたれかかったりしていた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
叔父さんが僕のおとっさんになった、僕はその後何度いくどもおともをして猟に行ったが、岩烏を見つけるとソッと石を拾って追ってくれた、義父おとっさんが見ると気嫌きげんを悪くするから。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)