“気嫌”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣嫌
読み方割合
きげん83.3%
けぎら8.3%
げん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は聞いて呆れながら、お宮は、私がそんなにして女の気嫌きげんを取るほど惚れていると自惚うぬぼれているのだろうかと思って柳沢の顔を見た。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
なぜだったろうか? いったい子供はなにゆえに、自分に何も悪いことをしない者をも気嫌けぎらいするのか? それは偶然なことが多い。
惜しいのばかり取り残しておいた書籍ほんを売ったりしてやっといるだけのぜにを工夫してお宮の気嫌げんをとりにやって来たのだ。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)