“けぎら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毛嫌80.0%
気嫌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は私を出て行かせたがつてゐるやうな、この女中には私や私の事情が分つてないやうな、私を毛嫌けぎらひしてゐるやうな氣がした。ダイアナとメァリーは日に一度か二度、部屋に姿を見せた。
傍屋はなれの常連の中で、どうしたわけかこの伯爵だけは、わたしの家にうまく取り入って、母のお気に入りだったのである。もっとも父は、この伯爵を毛嫌けぎらいして、無礼なほどの丁重さであしらっていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
なぜだったろうか? いったい子供はなにゆえに、自分に何も悪いことをしない者をも気嫌けぎらいするのか? それは偶然なことが多い。