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毛嫌
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けぎら
ふりがな文庫
“
毛嫌
(
けぎら
)” の例文
旅で一緒に成った小竹は直ぐにも親しめそうな、人を
毛嫌
(
けぎら
)
いするところの少い美術家で、誰にでも好かれそうな沈着な性質を見せていた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
また精神上の潔癖家として
無暗
(
むやみ
)
に人を
毛嫌
(
けぎら
)
いするものもある。あいつはオベッカ者だからとかあいつはウソ
吐
(
つ
)
きだとかいって、口も
利
(
き
)
かぬ。
良人教育十四種
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
彼女は私を出て行かせたがつてゐるやうな、この女中には私や私の事情が分つてないやうな、私を
毛嫌
(
けぎら
)
ひしてゐるやうな氣がした。ダイアナとメァリーは日に一度か二度、部屋に姿を見せた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
傍屋
(
はなれ
)
の常連の中で、どうしたわけかこの伯爵だけは、わたしの家にうまく取り入って、母のお気に入りだったのである。もっとも父は、この伯爵を
毛嫌
(
けぎら
)
いして、無礼なほどの丁重さであしらっていた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
嫌
常用漢字
中学
部首:⼥
13画
“毛”で始まる語句
毛
毛氈
毛布
毛脛
毛頭
毛唐
毛皮
毛繻子
毛孔
毛利