“あくにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惡人53.3%
悪人46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惡人あくにんペツポといふも西班牙磴スパニアいしだんの王といふも皆その人の綽號あだななりき。此王は日ごとに西班牙磴の上に出御しゆつぎよましましき。
いくら惡人あくにんでも、親子おやこじやうはまた格別かくべつへ、正直しやうじきなる亞尼アンニーは「一寸ちよつとで。」とそのをば、其邊そのへんちいさい料理屋れうりやれてつて、自分じぶんさびしい財嚢さいふかたむけて
成程なるほど先刻さつきみせ田舎者ゐなかもの土左衛門どざゑもんだから、悪人あくにんながらも心持こゝろもちはしない、慄立よだつたが、土左衛門どざゑもん突出つきだしてしまへとふので、仕事師しごとし手鍵てかぎつてたり
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
(いやいや、まてよ。いま、ここでけんかをしたところで、身分みぶんがちがうから、こっちがまけるにきまっている。それに、壱岐いきだって、それほど悪人あくにんではないのだ。)