“あくこうざふごん”の漢字の書き方と例文
語句割合
惡口雜言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸ひに陸尺ろくしやくの七右衞門惡口雜言あくこうざふごんを申し其上太田樣の者共此多兵衞の働きにて引色になりたるを七右衞門大いにいきどほりらいの如くおめいてたちまち嘉川樣の者共を追返おひかへなかにも私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
貴君あなた隨分ずゐぶんくちわるいね』とかなんとか義母おつかさんつてれると、益々ます/\惡口雜言あくこうざふごん眞價しんか發揮はつきするのだけれども、自分じぶんのは合憎あいにうまことをトン/\拍子びやうしふやうな對手あひてでないから
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
かたり取たとは不埓ふらちの一言今一ごんきいて見よ其分には置まじと煙管きせる追取おつとり身構みがまへなし威猛高ゐたけだかのゝしるにぞ彌々いよ/\驚怖おどろく千太郎くやし涙にかきくれまう是迄と大聲あげ長庵殿そりや聞えぬぞへ今更に然樣にばかり言るゝからは矢張やつぱりかたりに相違なしと半分はんぶんいはせず長庵は汝若年者故に何事も勘辨かんべんして言はして置ば付上り跡形あとかたも無き惡口雜言あくこうざふごんまう此上は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)