気のいい火山弾きのいいかざんだん
ある死火山のすそ野のかしわの木のかげに、「ベゴ」というあだ名の大きな黒い石が、永いことじぃっと座っていました。 「ベゴ」と云う名は、その辺の草の中にあちこち散らばった、稜のあるあまり大きくない黒い石どもが、つけたのでした。ほかに、立派な、本 …
題名が同じ作品
気のいい火山弾 (新字旧仮名)宮沢賢治 (著)