『最後の勝利者は誰ぞ（さいごのしょうりしゃはたぞ）』

人生は戦争の歴史なり。刀鎗銃剣は戦争にあらず。人生即ち是れ戦争。世を殺せし者必らずしも虚栄に傲る勝利者のみにはあらじ、力ある者は力なき者を殺し、権ある者は権なき者を殺し、智ある者は智なき者を殺し、業ある者は業なき者を殺し、世は陰晴常ならず、 …

著者	北村透谷
ジャンル	哲学 > キリスト教 > キリスト教
初出	「平和　二號」平和社（日本平和會）、1892（明治25）年5月18日
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約5分（500文字/分）
朗読目安時間	約8分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

被（かう） 止（やま） 住（とゞ） 虚（むなし） 一（ひとつ） 業（げふ） 再（ま） 言（ことば） 紛糾（ふんきう） 終（つひ） 下（もと） 簇（あつ） 猿猴（ゑんこう） 遂（つひ） 拘（かゝは） 見（けん） 斯（かく） 権（けん） 能（あた） 悪（にく） 少者（せうしや） 娑婆（しやば） 迂濶（うくわつ） 囁（さゝや） 凡（すべ） 傲（ほこ） 亦（ま） 調実（コンシステント） 豈（あに） 行（ゆ） 腥風（せいふう） 遣（や） 而（しか） 美姫（びき） 生命（いのち） 然（しか） 殺戮（さつりく） 槁（か） 是（これ） 新堀（しんぼり） 拿翁（ナポレオン） 弥縫（びほう） 如何（いか） 中（うち） 万斛（ばんこく）