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等
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ら
ふりがな文庫
“
等
(
ら
)” の例文
かくてこれ
等
(
ら
)
の
展望
(
てんぼう
)
をほしいまゝにしたわが
郵船
(
ゆうせん
)
はナポリ
港
(
こう
)
に
到着
(
とうちやく
)
し、ヴェスヴィオを
十分
(
じゆうぶん
)
に
見學
(
けんがく
)
し
得
(
う
)
る
機會
(
きかい
)
も
捉
(
とら
)
へられるのである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
こゝかしこにたくさんにありますから、これ
等
(
ら
)
を
一
(
ひと
)
とほり
見物
(
けんぶつ
)
して
歩
(
ある
)
くだけでも、ロンドンで
一週間
(
いつしゆうかん
)
ぐらゐは、
大丈夫
(
だいじようぶ
)
かゝるでせう。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「もうええ、ええ。その話
止
(
や
)
めといて。———私
等
(
ら
)
が悪かったよってに、これからきっとそないするわ。顔が壊れてしまうやないか」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
垣根の
楓
(
かえで
)
が芽を
萌
(
ふ
)
く頃だ。
彼方
(
あちら
)
の往来で——杉林の下の薄暗い中で子供
等
(
ら
)
が隠れ事をしている。きゃっきゃっという声が重い頭に響く。
黄色い晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
同
(
おな
)
じ
式
(
しき
)
、
同
(
おな
)
じ
紋
(
もん
)
。
瓜
(
うり
)
を
二
(
ふた
)
ツの
類型土器
(
るゐけいどき
)
が
各地
(
かくち
)
から
出
(
で
)
るのである。それ
等
(
ら
)
の
數
(
すう
)
から
考
(
かんが
)
へても、
大仕掛
(
おほじかけ
)
を
以
(
もつ
)
て
土器
(
どき
)
を
製造
(
せいざう
)
したと
云
(
い
)
へる。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
事件に関係のありそうな「謎」は後から後へと
山積
(
さんせき
)
したものの、これ
等
(
ら
)
を解くべき「
鍵
(
キー
)
」らしいものは一向に見当らないのだった。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
網
(
あみ
)
で
捕
(
と
)
つたと、
釣
(
つ
)
つたとでは、
鯛
(
たい
)
の味が違ふと言はぬか。あれ
等
(
ら
)
を
苦
(
くるし
)
ませては成らぬ、
悲
(
かなし
)
ませては成らぬ、海の水を酒にして泳がせろ。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
懐良王は、
後醍醐
(
ごだいご
)
帝の皇子、
延元
(
えんげん
)
三年、征西大将軍に任じ、
筑紫
(
つくし
)
を
鎮撫
(
ちんぶ
)
す。
菊池武光
(
きくちたけみつ
)
等
(
ら
)
之
(
これ
)
に従い、
興国
(
こうこく
)
より
正平
(
しょうへい
)
に及び、勢威
大
(
おおい
)
に張る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「伝十郎」とまるで人間の名のように呼ばれるこれ
等
(
ら
)
の桃の名を
憶
(
おも
)
い出して
可笑
(
おか
)
しくなった。私は、あはあは声を立てて笑った。
桃のある風景
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
何
(
な
)
んと
奇妙
(
きめう
)
ではありませんか、これ
等
(
ら
)
が
天
(
てん
)
の
紹介
(
ひきあはせ
)
とでも
云
(
い
)
ふものでせう、
實
(
じつ
)
は
私
(
わたくし
)
の
妻子
(
さいし
)
も、
今夜
(
こんや
)
の
弦月丸
(
げんげつまる
)
で
日本
(
につぽん
)
へ
皈國
(
かへり
)
ますので。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
しかもその金の
行衛
(
ゆくえ
)
は、一体どうなったんだときいて見ても、女の返事はあいまいで判然としない。わたしは内心ここ
等
(
ら
)
があきらめ時だ。
あぢさゐ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「おつう
等
(
ら
)
だつて
今
(
いま
)
に
善
(
え
)
えこともあらな、そんだがおつかゞ
無
(
な
)
くつちや
衣物
(
きもの
)
欲
(
ほ
)
しくつても
此
(
これ
)
ばかりは
仕
(
し
)
やうがねえのよな」
女房
(
にようばう
)
はいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それ
等
(
ら
)
の
中
(
なか
)
には
橘姫
(
たちばなひめ
)
よりも
遥
(
はる
)
かに
家柄
(
いえがら
)
の
高
(
たか
)
いお
方
(
かた
)
もあり、
又
(
また
)
縹緻
(
きりょう
)
自慢
(
じまん
)
の、それはそれは
艶麗
(
あでやか
)
な
美女
(
びじょ
)
も
居
(
い
)
ないのではないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しばらく
妙
(
みょう
)
な顔をして、それに聞入っていた後、彼は、何だか彼
等
(
ら
)
の言葉の意味が
分
(
わか
)
るような気がする、と、傍の者に言った。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
これ
等
(
ら
)
の件々は
逐一
(
ちくいち
)
計
(
かぞ
)
うるに
暇
(
いとま
)
あらず。
到底
(
とうてい
)
上下両等の士族は
各
(
おのおの
)
その等類の内に
些少
(
さしょう
)
の
分別
(
ぶんべつ
)
ありといえども、動かすべからざるものに非ず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
やがて、彼女
等
(
ら
)
が世を忍んでいた同じ村の出身者である実業家の小山田氏が彼女等の前に現われた。それが救いの手であった。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
驚
(
おどろ
)
いて
跡
(
あと
)
を
見送
(
みおく
)
つてゐる
閭
(
りよ
)
が
周圍
(
しうゐ
)
には、
飯
(
めし
)
や
菜
(
さい
)
や
汁
(
しる
)
を
盛
(
も
)
つてゐた
僧
(
そう
)
等
(
ら
)
が、ぞろ/\と
來
(
き
)
てたかつた。
道翹
(
だうげう
)
は
眞蒼
(
まつさを
)
な
顏
(
かほ
)
をして
立
(
た
)
ち
竦
(
すく
)
んでゐた。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
或る朝、私は例の気まぐれから峠まで登った帰り
途
(
みち
)
、その峠の上にある小さな部落の子供
等
(
ら
)
二人と道づれになって降りて来たことがあった。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
遺族の人達は自分
等
(
ら
)
の耳を疑ふやうに、顔を見合せたが、誰の耳にも「居士」と響いたのに違ひはなかつた。で、早速坊さんに注意をした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ベンチの横に立っているお情けのような終夜燈の光が、それ
等
(
ら
)
落ちて行く寺内氏の過去を、ひらひらと、幻燈のように青白く照らしてくれた。
地図にない街
(新字新仮名)
/
橋本五郎
(著)
されば芝居を
造
(
つく
)
る処、此役者
等
(
ら
)
が家はさらなり、
親類
(
しんるゐ
)
縁者
(
えんじや
)
朋友
(
はういう
)
よりも人を出し、あるひは人を
傭
(
やと
)
ひ芝居小屋場の地所の雪を
平
(
たひ
)
らかに
踏
(
ふみ
)
かため
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そうして、それ
等
(
ら
)
のすべてが彼を無言のうちに
嘲
(
あざけ
)
り、
脅
(
おび
)
やかしているかのような圧迫感に打たれつつ、又もガックリとうなだれて歩き出した。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
紋「云っても宜しい、
彼
(
あれ
)
は
謟
(
へつら
)
い武士じゃ、
佞言
(
ねいげん
)
甘くして蜜の如しで、神原
或
(
あるい
)
は寺島
等
(
ら
)
をお愛しなさるのは、勧める者が有るからじゃの、惣衞」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
かうなると、探索の範囲もよほど広くなるわけであるが、
流石
(
さすが
)
に
蛇
(
じゃ
)
の道は
蛇
(
へび
)
で、手先
等
(
ら
)
は、
先
(
ま
)
づ近所の新宿に眼をつけた。
赤膏薬
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
加之
(
それに
)
妙にねち/\した
小意地
(
こいぢ
)
の惡い點があツて、
些
(
ちつ
)
と
傲慢
(
ごうまん
)
な點もあらうといふものだから、
何時
(
いつ
)
も空を向いて歩いてゐる
學生
(
がくせい
)
等
(
ら
)
には嫌はれる筈だ。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
努力、死、自然の冷淡、生命(親と子)の矛盾と愛——これ
等
(
ら
)
のものの関係を汝の墓ほど
直截
(
ちよくせつ
)
に
談
(
かた
)
るものはほかにない。
愛は、力は土より
(新字旧仮名)
/
中沢臨川
(著)
已
(
すで
)
にして
大夫
(
たいふ
)
鮑氏
(
はうし
)
・
高
(
かう
)
・
國
(
こく
)
の
屬
(
ぞく
)
、
之
(
これ
)
を
害
(
い
)
み、
景公
(
けいこう
)
に
譖
(
しん
)
す。
景公
(
けいこう
)
、
穰苴
(
じやうしよ
)
を
退
(
しりぞ
)
く。
苴
(
しよ
)
、
疾
(
やまひ
)
を
發
(
はつ
)
して
死
(
し
)
す。
田乞
(
でんきつ
)
・
田豹
(
でんへう
)
の
徒
(
と
)
、
此
(
これ
)
に
由
(
よ
)
つて
高
(
かう
)
・
國
(
こく
)
等
(
ら
)
を
怨
(
うら
)
む。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
恐
(
おそ
)
らくこれ
等
(
ら
)
の
字
(
じ
)
に
就
(
つ
)
いての
感
(
かん
)
じが
分
(
わか
)
るといふだけでも
僕等
(
ぼくら
)
日本人
(
にほんじん
)
は
歐米人達
(
おうべいじんたち
)
よりもずつとずつと
麻雀
(
マアジヤン
)
を
味
(
あぢは
)
ひ
樂
(
たの
)
しみ
方
(
かた
)
が
深
(
ふか
)
いだらうと
想像
(
さうざう
)
される。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そうすりゃあいつ
等
(
ら
)
は、
僕
(
ぼく
)
がこんなにみっともない
癖
(
くせ
)
して
自分達
(
じぶんたち
)
の
傍
(
そば
)
に
来
(
く
)
るなんて
失敬
(
しっけい
)
だって
僕
(
ぼく
)
を
殺
(
ころ
)
すにちがいない。だけど、その
方
(
ほう
)
がいいんだ。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「わしもさ、
晝間
(
ひるま
)
はそれでも
見物人
(
けんぶつにん
)
にまぎれてわすれてゐるが、
夜
(
よる
)
はしみじみと
考
(
かんが
)
えるよ。
嬶
(
かゝあ
)
や
子
(
こ
)
ども
等
(
ら
)
のことを……どうしてゐるかと
思
(
おも
)
つてね」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
長い間、病気のため姿を現さなかった三津井老人が事務室の
片隅
(
かたすみ
)
から、憂わしげに彼
等
(
ら
)
の様子を
眺
(
なが
)
めていたが、このとき静かに片山の
側
(
そば
)
に近寄ると
壊滅の序曲
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
丁度
(
ちょうど
)
某氏
等
(
ら
)
が同じ夢を見た晩と同じ晩の同じ時刻に、その病人が『今、自分は、色んな人に
逢
(
あっ
)
て、色んな愉快な話をして来たので、
宜
(
い
)
い
心持
(
こころもち
)
になった』
取り交ぜて
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
最初には黄いろいことと
円
(
まる
)
いこととが伴なって結びついて居り、緑いろと
皺
(
しわ
)
のあるのともそうであったのに、ここではこれ
等
(
ら
)
の性質が離れてしまって
グレゴール・メンデル
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
私の全然知らない事実がその中に盛られ、後で調査して見ると、これ
等
(
ら
)
は
悉
(
ことごと
)
く正確であることが確かめられた……。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
宿
(
やど
)
の者
等
(
ら
)
此人を
目科
(
めしな
)
「
様
(
さん
)
」とて特に「
様
(
さん
)
」附にして呼び、帳番も廊下にて
摺違
(
すれちが
)
うたびに此人には帽子を脱ぎて
挨拶
(
あいさつ
)
するなど
大
(
おおい
)
に
持做
(
もてなし
)
ぶりの違う所あるにぞ
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ワシントン、
那波翁
(
なおう
)
云々
(
うんぬん
)
は
中々
(
なかなか
)
小生
輩
(
はい
)
の事にあらず、
万
(
まん
)
一
不幸
(
ふこう
)
相破
(
あいやぶ
)
れ
屍
(
かばね
)
を原野に
曝
(
さら
)
し
藤原広嗣
(
ふじわらのひろつぐ
)
等
(
ら
)
とその
品評
(
ひんぴょう
)
を同じゅうするも
足利尊氏
(
あしかがたかうじ
)
と成るを望まざるなり
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
僕の上にいた課長というのが、後に資生堂の重役になった男だが、この課長が僕
等
(
ら
)
といっしょに昼飯を食う。
美味放談
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
通りがかりの
他所
(
よそ
)
の衆や、町の商人や、ええ衆
等
(
ら
)
がこの願書さ名前書いてくれねえのは、まだ仕方ねえ……。
天狗外伝 斬られの仙太
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
一二年
前
(
ぜん
)
に横浜の怪しい家で知った
独逸
(
ドイツ
)
人の混血児と云う女の肥った肉体もその中に
交
(
まじ
)
っていた。それ
等
(
ら
)
の女の肉体は電車の動くたびに動くような気がした。
青い紐
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
其方
夫
(
をつと
)
三五郎儀
平生
(
へいぜい
)
身持
(
みもち
)
宜
(
よろし
)
からず重四郎と申合せ金兵衞の子分
等
(
ら
)
三人を元栗橋燒場前に於て
殺害
(
せつがい
)
し右死骸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そんな
満
(
つま
)
らぬ
考
(
かんがえ
)
を
打消
(
うちけ
)
すと、
結局
(
けっく
)
夢中にそんな所も過ぎるので、これ
等
(
ら
)
は
誠
(
まこと
)
によいことだと自分は思う。
死神
(新字新仮名)
/
岡崎雪声
(著)
私の苦しみを理解しない友人
等
(
ら
)
の忠告が何の価値があるでしょう。二十一歳になった春、私はとうとう学校をふりすてなければならなくなってしまったのでした。
悪魔の弟子
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
支那人はそれ
等
(
ら
)
をきいていた。それから又
吃
(
ども
)
りのように、日本の言葉を一つ、一つ拾いながら、話した。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
カピューレット
長者
(
ちゃうじゃ
)
を
先
(
さき
)
に、ヂュリエット
及
(
およ
)
び
同族
(
どうぞく
)
の
者
(
もの
)
多勢
(
おほぜい
)
一
方
(
ぱう
)
より
出
(
い
)
で、
他方
(
たはう
)
より
出
(
い
)
で
來
(
きた
)
る
賓客
(
ひんきゃく
)
の
男女
(
なんにょ
)
及
(
およ
)
びロミオ、マーキューシオー
等
(
ら
)
假裝者
(
かさうしゃ
)
の一
群
(
ぐん
)
を
迎
(
むか
)
ふる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
あの虚無主義者と
看做
(
みな
)
されている主人公の医学生に賛同しているというので、貴族
等
(
ら
)
は作者を攻撃する。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
現にジヨホオルで
護謨林
(
ごむりん
)
を経営して居る日本人は三井の二万五千エエカア、三五
公司
(
こうし
)
(
阿久澤
(
あくざわ
)
等
(
ら
)
)の二千町歩を
首
(
しゆ
)
とし、二三百エエカアの小経営者は数十人に
上
(
のぼ
)
り
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
もう
待草臥
(
まちくたび
)
れたと云ふやうに鏡子が目を
閉
(
とぢ
)
て居る所へ
其
(
その
)
人
等
(
ら
)
が
入
(
はい
)
つて来て、汽車は
直
(
す
)
ぐ動き出した。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
伸一先生
(
しんいちせんせい
)
の
柔和
(
にうわ
)
にして
毅然
(
きぜん
)
たる
人物
(
じんぶつ
)
は、これ
等
(
ら
)
の
教訓
(
けうくん
)
を
兒童
(
こども
)
の
心
(
こゝろ
)
に
吹
(
ふ
)
き
込
(
こ
)
むに
適
(
てき
)
して
居
(
ゐ
)
たのです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
大きなる家の
九
賑
(
にぎ
)
ははしげなるに立ちよりて
一宿
(
ひとよ
)
をもとめ給ふに、
田畑
(
たばた
)
よりかへる男
等
(
ら
)
、
黄昏
(
たそがれ
)
にこの僧の立てるを見て、大きに
怕
(
おそ
)
れたるさまして、山の鬼こそ来りたれ
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
第二の盗人 いえ、こいつ
等
(
ら
)
は二人とも大泥坊です。これは皆わたしのものなのですから、——
三つの宝
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“等”を含む語句
汝等
私等
俺等
我等
何等
平等
等閑
彼等
上等
彼奴等
吾等
己等
奴等
等身
此等
此奴等
此処等
前等
一等
彼女等
...