“艶麗”のいろいろな読み方と例文
旧字:艷麗
読み方割合
えんれい55.0%
あでやか40.0%
あてやか3.3%
はでやか1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胸も胴も腰部も、現身うつせみのようになまめいて、薄闇のなかに艶麗えんれいな姿で立っている。あたかも金堂の壁画から抜け出してきたようにもみえる。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
得も言われぬにおいがしました。はてな、あの一軒家の戸口をのぞくと、ちらりと見えた——や、その艶麗あでやかなことと申すものは。——
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はかか? いや/\、こりゃはかではない、あかまどぢゃ、なア、足下きみ。はて、ヂュリエットがるゆゑに、その艶麗あてやかさで、このあなむろひかかゞや宴席えんせきともゆるわい。
艶麗はでやか莞爾にっこりして
女客 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)