“艶々”のいろいろな読み方と例文
旧字:艷々
読み方割合
つやつや92.6%
つや/\5.6%
てらてら0.9%
ツヤツヤ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤い布のかかった艶々つやつやしい髪の下、栞の肩へ、老人の白髪しらが頭が載っている。白芙蓉のような栞の顔が、頬が、老人の頬へ附いている。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あゝ、あの、手遊てあそびの青首あをくびかもだ、とると、つゞいて、さまそでしたけたのは、黄色きいろに、艶々つや/\とした鴛鴦をしどりである。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
帽子あたまも靴も艶々てらてらと光る、三十ばかりの、しかるべき会社か銀行で当時若手のけものといった風采ふう
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
紫と謂つても、アカネと謂つても皆、昔の様な、染め漿シホ処置トリアツカヒはせなくなつた。さうして、染め上りも、艶々ツヤツヤしく、はでなものになつて来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)