“手遊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもちゃ41.2%
てあそび29.4%
おもちや11.8%
てあそ11.8%
てすさび5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日あたりの納戸に据えた枕蚊帳まくらがやあおき中に、昼の蛍の光なく、すやすやと寐入ねいっているが、可愛らしさは四辺あたりにこぼれた、畳も、縁も、手遊おもちゃ玩弄物おもちゃ
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いつか打砕うちくだく時は大力の男くひなどにてしたゝかに打て、やう/\をれおちてくだけたる四五尺なるを、わらべらがうちよりて手遊てあそび雪舟そりにのせて引きありきあそぶもあり。
ならひが出來できたれば此次このつぎにはふみきてせ給へと勿体もつたいない奉書ほうしよう半切はんきれを手遊おもちやくだされたことわすれはなさるまい
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
面白おもしろい! たびのものぢやが、それいた。此方こなた手遊てあそびにこしらえる、五位鷺ごゐさぎ船頭せんどうは、つばさ舵取かぢとり、くちばしいで、みづなかくとな………
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
遠くは周の武帝近くは宗桂そうけい手遊てすさびを気取っているのは、その釘抜のように曲った脚と