“雪舟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっしゅう84.0%
そり16.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真実ほんとうの事で。……これは決して皮肉でも何でもありません。成程ここへ雪が降れば、雪舟せっしゅう炭団たどんを描いたようになりましょう。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
非常に美しいくせに、非常にダイナミックで、ちょうど雪舟せっしゅうが老境に入って書いた画が、驚くほど気魄に漲っていたのと、全く同一である。
かれ泥行でいかうの用なれば雪中に用ふるとは製作せいさくことなるべし。そりの字、○そりそりそり秧馬そり諸書しよしよ散見さんけんす。あるひは○雪車そり雪舟そりの字を用ふるは俗用ぞくようなり。
我を忘れて駆り出す雪舟そりに乗り、何れの山に登るにも氷雪にて自由自在、さながら天国の遊戯ともいい得べく、春の一里は夏の二里より歩行にやすし。
尾瀬沼の四季 (新字新仮名) / 平野長蔵(著)