“紹介”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうかい32.3%
ひきあ17.7%
ひきあわ16.7%
せうかい15.6%
ひきあはせ4.2%
ひきあわせ4.2%
ひきあは3.1%
しようかい2.1%
ひきつ1.0%
とりもち1.0%
ひき1.0%
ひきつけ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英国の一紳士しんしにしてながく日本に滞在し、日本の婦人を妻とせる人がすこぶる日本贔屓びいきで、種々の著述ちょじゅつもして日本を世界に紹介しょうかいした。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
本阿弥ほんあみ光悦どののお紹介ひきあわせで、私もいちど、柳町の扇屋でお目にかかりましたが、公卿くげにも似あわぬ、快活な御気性と見うけました」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お前もおいで! 度胸がある。見せて置いてもいいだろう。……紹介ひきあわせて置こう、変った奴らを。無頼漢ならずものどもだがためにもなる奴らだ」
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「おやそうさん、少時しばらく御目おめゝらないうちに、大變たいへん御老おふけなすつたこと」といふ一句いつくであつた。御米およね其折そのをりはじめて叔父をぢ夫婦ふうふ紹介せうかいされた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
んと奇妙きめうではありませんか、これてん紹介ひきあはせとでもふものでせう、じつわたくし妻子さいしも、今夜こんや弦月丸げんげつまる日本につぽん皈國かへりますので。
お殿様が、若様とお嬢様とを、お客様の方々へ、紹介ひきあわせるによって、連れて参れと申したのでござります。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『これがわたくしつま春枝はるえ。』とわたくし紹介ひきあはせ、さら夫人ふじんむかつて、わたくしかれとがむかしおなじまなびのともであつたことわたくし今回こんくわい旅行りよかう次第しだい
著者ちよしや少年諸君しようねんしよくんむかつて、地震學ぢしんがくすゝんだ知識ちしき紹介しようかいしようとするものでない。またたとひ卑近ひきん部分ぶぶんでも、震災防止しんさいぼうし目的もくてき直接ちよくせつ關係かんけいのないものまでろんじようとするのでもない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
左様そうじゃアねえか、おめえさん後生だ手紙を一本書いて粥河様へ紹介ひきつけてお呉んなせえ、西浦賀の江戸屋半治という女郎屋の弟だが
きゝつひに彌次六の紹介とりもちにて天一坊に對面たいめんげ是も主從のやくをぞむすびける是より彌次六は只管ひたすら天一坊を世にいださんものとふかく思ひこみ兎角とかくして金子を調達てうだつせんと右門にも内談ないだん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ところがこゝに怪物に紹介ひき合せようといふ人が出ました。訊すと医学士で歌人のS氏の奥さんです。S氏ならばわたくしの浅い知人でした。
怪物と飯を食ふ話 (新字旧仮名) / 岡本一平(著)
この山へ入込いりこむのも容易にゃア出来ませんが、定蓮寺の海禪坊主がうから小兼に惚れて居ることを知ってるから、小兼と馴合い、二人ですっかりだまかして彼奴あいつ紹介ひきつけの手紙を書かせ