“友”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とも96.0%
ゆう2.0%
フレンド0.4%
いう0.4%
ども0.4%
アミ0.4%
アミ・デュ・プープル0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その金魚きんぎょともだちもなく、おやや、兄弟きょうだいというものもなく、まったくのひとりぼっちで、さびしそうに水盤すいばんなかおよぎまわっていました。
水盤の王さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
本堂はもとよりひっそりしている。身動きさえ滅多めったにするものはない。校長はいよいよ沈痛に「君、資性しせい穎悟えいご兄弟けいていゆうに」
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
で、僕もかうして窮迫してをる際ぢやから、憂を分つ親友の一人は誠欲いのじや、昔の間貫一のやうなフレンドが有つたらばと思はん事は無い。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それは乳色ちゝいろ夜靄よもやまち燈灯ともしびをほのぼのとさせるばかりにめた如何いかにも異郷いきやうあきらしいばんだつたが、ぼく消息通せうそくつうの一いうつて上海シヤンハイまちをさまよひあるいた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
わがともどもとめでよ人々
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
あるものはいわゆる「おアミだち」の男と同棲する。夫婦共かせぎする。そしてあるものは、正午のやすみ時間に働く、いわゆるミディネットになる。
日本脱出記 (新字新仮名) / 大杉栄(著)
いつも十時ごろのメトロにのって、腹の太くなりはじめた年輩の山高帽の男たちが、云いあわせたように「人民のアミ・デュ・プープル」をひろげている光景ばかりを伸子は見なれて来た。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)