“泳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
およ89.3%
およぎ7.1%
クヽリ1.8%
くくり0.9%
クヾリ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その金魚(きんぎょ)は友(とも)だちもなく、親(おや)や、兄弟(きょうだい)というものもなく、まったくの独(ひと)りぼっちで、さびしそうに水盤(すいばん)の中(なか)を泳(およ)ぎまわっていました。
水盤の王さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
泳(およぎ)は出来たが、川水の落口で、激浪に揉(も)まれて、まさに溺(おぼ)れようとした時、大(おおき)な魚に抱かれたと思って、浅瀬へ刎出(はねだ)されて助かった。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
景行天皇に隙見せられた美濃ノ国泳(クヽリ)ノ宮(ミヤ)ノ弟媛(おとひめ)(景行紀)は、天子に迎えられたけれども、隠れてしもうて出て来ない。
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
八坂入彦皇子(やさかのいりびこのみこ)の女(むすめ)弟媛(おとひめ)は無類飛び切りの佳人なり、その再従兄に当らせたもう景行帝その由聞(きこ)し召して、遠くその家に幸(みゆき)せしに、恥じて竹林(やぶ)に隠れたので、帝泳(くくり)の宮に居(いま)し鯉多く放ち遊びたもう。
此神は、黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)に顕れた神で、伊弉諾神が禊ぎをする前に現れてゐます。其から考へて行くと、菊理(キクリ)は泳(クヾリ)で、禊ぎをすゝめた神らしく思はれるのです。