“穎悟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいご75.0%
さとり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂はもとよりひっそりしている。身動きさえ滅多めったにするものはない。校長はいよいよ沈痛に「君、資性しせい穎悟えいご兄弟けいていゆうに」
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
幼時から穎悟えいご絶倫、神童と称せられ、九歳の時ラテン話で詩を作って、人々を驚嘆せしめ、十一歳にしてレイデン大学に入り、十五歳のとき既に書を著した。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
智慧ちえ権能ちからとは神にあり、智謀と穎悟さとりも彼に属す」る事を、この世の各方面にわたりて実証している。辞句の意味は説明せずしてあきらかである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
地のもといを我がえたりし時なんじいずこにありしや、汝もし穎悟さとりあらば言え、汝もし知らんには誰が度量どりょうを定めたりしや、誰が準縄はかりなわを地の上に張りたりしや、その基は何の上に置かれしや
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)