“御目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おめ53.3%
おんめ36.7%
おんまな6.7%
みめ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あゝ、山国やまぐに門附かどづけ芸人、誇れば、魔法つかひと言ひたいが、いかな、までの事もない。昨日きのうから御目おめに掛けた、あれは手品ぢや。」
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「大塔宮様の御目おんめにかかり、許すとのお言葉うけたまわるまでは、死なぬぞ死なぬぞ! 死なぬぞ死なぬぞ!」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
蜀紅しょくこうにしきと言う、天蓋てんがいも広くかかって、真黒まくろ御髪みぐし宝釵ほうさいの玉一つをもさえぎらない、御面影おんおもかげたえなること、御目おんまなざしの美しさ、……申さんは恐多おそれおおい。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)