“紋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もん91.8%
あや4.1%
しぼ2.7%
すぢ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肌を押し脱ぐと、背筋を眞ん中にして、左右へ三枚づつ、眞田さなだもんのやうに、六文錢の文身、これは何となく方がきいて居りました。
をひらきてすかし見れば、其のさまことなる人の、高くせおとろへたるが、顔のかたち、着たる衣のいろあやも見えで、こなたにむかひて立てるを、西行もとより三七道心だうしん法師ほふしなれば
いつのまにここへ来たのか、真岡もうかのゆかたの腕まくりをして、豆しぼりの手拭をギュッとわしづかみにした小さなチョビ安が、お美夜ちゃんと石金のすぐうしろの、用水桶のかげに立って
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
拇指の腸處わたどころの細紋が見え、指の木賊條とくさすぢの縱のほそいのが見え、漸く指頭の渦卷や流れすぢの見ゆるに至るまで、次第次第に夜が明け放るゝに及び、やがて日がさし昇るに及ぶ
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)