“跡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あと95.6%
2.9%
せき0.5%
0.5%
みち0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるにその大乗教の仏典なるものは仏法の本家なるインドにはあとを絶って、今はネパールあるいはチベットに存在して居るという。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
一郎は楢夫をさきに立ててそのあとにいて行きました。みちがよくかたまってじっさい気持ちがよく、空はまっ青にはれて、かへって少しこはいくらゐでした。
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
せきりし東路あづまぢ
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
ただちに西北に向ひて、今尚いまなほ茫々ぼうぼうたるいにしへ那須野原なすのがはられば、天はひろく、地ははるかに、唯平蕪ただへいぶの迷ひ、断雲の飛ぶのみにして、三里の坦途たんと、一帯の重巒ちようらん、塩原は其処そこぞと見えて、行くほどにみちきはまらず
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)