“足跡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしあと69.2%
そくせき28.8%
もの1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足跡あしあとばかりたくさんに残っている。第三番目の餌肉えにくへきてみたが、ここにも肉塊はなくて、足跡はさらに第四番目へつづいている。
ワイニンゲルなんぞの足跡そくせきを踏んでけば、厭世は免れないね。しかし恋愛なんという概念のうちには人生のえいを含んでいる。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
屍体したいの近くに二個所ばかり強く踏みにじってあるのが兇行当時の犯人の足跡ものらしかったが、単に下駄じゃないという事がわかるだけで推定材料にはテンデならない。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)