“式”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かた56.8%
しき37.8%
しょく1.4%
のつと1.4%
1.4%
システム1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お節句の菖蒲しょうぶを軒から引いたくる日に江戸をたって、その晩はかたの通りに戸塚に泊って、次の日の夕方に小田原のしゅくへはいりました。
半七捕物帳:14 山祝いの夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あはれ新婚しんこんしきげて、一年ひとゝせふすまあたゝかならず、戰地せんちむかつて出立いでたつたをりには、しのんでかなかつたのも、嬉涙うれしなみだれたのであつた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
子、斉衰者もにあるひとを見るときは、れたりといえども必ず(容を)変ず。……凶服者はこれしょくす。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
たま/\来つて蘭軒の故宅を買ふものが、いかでか蘭軒の徳風にのつとることを得よう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この歌の左に、「春日遅遅として、鶬鶊ひばり正にく。悽惆せいちうの意、歌にあらずば、はらひ難し。りて此の歌を作り、ちて締緒ていしよぶ」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
或る宗教のフオームかゝはり、或る道義のシステムなづみて人生を批判するは、詩人の忌むべき事なり。
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)