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鰈
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かれひ
ふりがな文庫
“
鰈
(
かれひ
)” の例文
『近頃、わしの釣る
鰈
(
かれひ
)
は全部真白だよ、この頃の海の水は非常にきれいになつた、それで鰈の奴も白くなつたのだらう——』
小熊秀雄全集-14:童話集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「何だ。親に向かつてそんな眼をする
奴
(
やつ
)
があるか。そんな眼で親を
睨
(
にら
)
む奴は、今に
鰈
(
かれひ
)
になつてしまふから見とれつ。」
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
遠浅に
鰈
(
かれひ
)
つる子のむしろ
帆
(
ぼ
)
を春かぜ吹きぬ
上総
(
かづさ
)
より来て
舞姫
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
賣
(
う
)
れ
口
(
くち
)
よければ
仕入
(
しいれ
)
あたらしく
新田
(
につた
)
と
呼
(
よ
)
ぶ
苗字
(
めうじ
)
そのまゝ
暖簾
(
のれん
)
にそめて
帳場格子
(
ちやうばがうし
)
にやに
下
(
さが
)
るあるじの
運平
(
うんぺい
)
不惑
(
ふわく
)
といふ
四十男
(
しじふをとこ
)
赤
(
あか
)
ら
顏
(
がほ
)
にして
骨
(
ほね
)
たくましきは
薄醤油
(
うすじやうゆ
)
の
鱚
(
きす
)
鰈
(
かれひ
)
に
育
(
そだ
)
ちて
世
(
よ
)
のせち
辛
(
がら
)
さなめ
試
(
こゝろ
)
みぬ
附
(
つ
)
け
渡
(
わた
)
りの
旦那
(
だんな
)
株
(
かぶ
)
とは
覺
(
おぼ
)
えざりけり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“鰈(カレイ)”の解説
カレイ(鰈)は、カレイ目カレイ科に分類される魚類の総称である。
(出典:Wikipedia)
鰈
漢検1級
部首:⿂
20画
“鰈”を含む語句
干鰈
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若狭鰈
若狹鰈
鰈魚