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高話
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たかばなし
ふりがな文庫
“
高話
(
たかばなし
)” の例文
先刻、湯槽に降りて来る前、二階の大広間の脱衣場で、番茶をすすり、塩せんべいをかじりながら、清七と
高話
(
たかばなし
)
をした。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
日頃内輪同様にしている二三の人の顔もそこに見えた。不断養父等の居間にしている六畳の部屋に敷かれた座布団も、大概
塞
(
ふさ
)
がっていた。中には
濁声
(
だみごえ
)
で
高話
(
たかばなし
)
をしている男もあった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
そこに漂う何かしら
隠微
(
いんび
)
な魂が
高話
(
たかばなし
)
を抑えつけて、囁き声にしてしまうものである。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ちと
具合
(
ぐあひ
)
が
惡
(
わる
)
いので、三
人
(
にん
)
其所
(
そこ
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
ると、それと
知
(
し
)
つた
男子達
(
をとこたち
)
は、
聽
(
きこ
)
えよがしに
高話
(
たかばなし
)
である。
何處
(
どこ
)
の
奴
(
やつ
)
だか、
這
(
こ
)
んな
大穴
(
おほあな
)
を
穿
(
あ
)
けやアがつた。
今度
(
こんど
)
は
見附次第
(
みつけしだい
)
、
叩殺
(
たゝきころ
)
してやるといふ
血腥
(
ちなまぐさ
)
い
鼻息
(
はないき
)
※
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
座敷の方は、正木のお祖父さんと、俊亮の二人が、何のこだわりもなさそうに
高話
(
たかばなし
)
をするだけで、ほかの人たちは、いやに沈んだ顔をしていた。次の間は、これに反して、おそろしく賑やかだった。
次郎物語:01 第一部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
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と
高話
(
たかばなし
)
して、やがて去った。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高尚
高麗
高野
高嶺
高原
高山
高邁