“たかばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高話75.0%
高談12.5%
高談話12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日頃内輪同様にしている二三の人の顔もそこに見えた。不断養父等の居間にしている六畳の部屋に敷かれた座布団も、大概ふさがっていた。中には濁声だみごえ高話たかばなしをしている男もあった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
丸髷まるまげ姿で挨拶のために、ある晩方その宿屋を訪ねたが、込合っていたので、連中はこの部屋にかたまって、ちょうど晩酌の膳に向いながら、陽気に高談たかばなしをしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
紅葉の時だが、マビで、そんなにたて込まず、座敷もあいていたけれども、上らないで、男はカラカラと高談話たかばなし
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)