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風采
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ふうつき
ふりがな文庫
“
風采
(
ふうつき
)” の例文
と
腹
(
はら
)
も
空
(
す
)
いたか、げつそりとした
風采
(
ふうつき
)
。ひよろりとして
飛脚
(
ひきやく
)
の
頭
(
あたま
)
の
前
(
まへ
)
にある
椅子
(
いす
)
にぐたりと
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けた、が、
細
(
ほそ
)
い
身體
(
からだ
)
をぶる/\と
振
(
ふ
)
つた。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
保険か何ぞの勧誘員が、紹介人と一所に来たらしい
風采
(
ふうつき
)
なのを、さも恋路ででもあるように、老人感に堪えた
顔色
(
かおつき
)
で
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
するとだ……まだその踏切を越えて
腕車
(
くるま
)
を捜したッてまでにも
行
(
ゆ
)
かず……
其奴
(
そいつ
)
の
風采
(
ふうつき
)
なんぞ
悉
(
くわ
)
しく乗出して聞くのがあるから、私は薄暗がりの中だ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此の……県に
成上
(
なりあがり
)
の豪族、
色好
(
いろごの
)
みの男爵で、
面構
(
つらがまえ
)
も
風采
(
ふうつき
)
も
巨頭公
(
あたまでっかち
)
に
良
(
よう
)
似
(
に
)
たのが、
劇興行
(
しばいこうぎょう
)
のはじめから
他
(
た
)
に手を貸さないで紫玉を
贔屓
(
ひいき
)
した、既に
昨夜
(
ゆうべ
)
も
或処
(
あるところ
)
で
一所
(
いっしょ
)
に成る約束があつた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
この……県に
成上
(
なりあがり
)
の豪族、色好みの男爵で、
面構
(
つらがまえ
)
も
風采
(
ふうつき
)
も
巨頭公
(
あたまでっかち
)
によう似たのが、
劇
(
しばい
)
興行のはじめから他に手を貸さないで紫玉を
贔屓
(
ひいき
)
した、既に
昨夜
(
ゆうべ
)
もある処で一所になる約束があった。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
きかぬ気らしい
上
(
かみ
)
さんの、
黒天鵝絨
(
くろびろうど
)
の襟巻したのが、同じ色の腕までの手袋を
嵌
(
は
)
めた手に、細い
銀煙管
(
ぎんぎせる
)
を持ちながら、
店
(
たな
)
が違いやす、と澄まして講談本を、ト
円心
(
まるじん
)
に
翳
(
かざ
)
していて、行交う人の
風采
(
ふうつき
)
を
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“風采”の意味
《名詞》
風采(ふうさい)
姿。容姿。身なり。
(出典:Wiktionary)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
采
常用漢字
中学
部首:⾤
8画
“風采”で始まる語句
風采骨柄