“ふうつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風采60.0%
風附20.0%
風付10.0%
風姿10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保険か何ぞの勧誘員が、紹介人と一所に来たらしい風采ふうつきなのを、さも恋路ででもあるように、老人感に堪えた顔色かおつき
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小父者おじごは外套の袖をふらふらと、酔ったような風附ふうつき
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私が想像した通り、鬚が赤くて、眼がビィドロのようで、鈍間のろまらしい風付ふうつきであった。みな黒いざるのような帽子を、かぶっていた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
紳士の随伴つれと見える両人ふたりの婦人は、一人は今様おはつとかとなえる突兀とっこつたる大丸髷、今一人は落雪ぼっとりとした妙齢の束髪頭、いずれも水際みずぎわの立つ玉ぞろい、面相かおつきといい風姿ふうつきといい、どうも姉妹きょうだいらしく見える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)