風附ふうつき)” の例文
其の風附ふうつきが何うしても医者である、医者でなくては夜に入って此の辺へ来る筈がない、余は咄嗟の間に一種の考えが浮んだから
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
小父者おじごは外套の袖をふらふらと、酔ったような風附ふうつき
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)