“風付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうつ90.0%
ふうつき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
額の上に禿げ残った毛を真中からテイネイに二つに分けて、詰襟つめえりの白い洋服を着ていたが、トテモ人のいい親切らしい風付ふうつきで
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
酒なぞ一度も飲んだ事のない福太郎のオズオズした坊ちゃんじみた風付ふうつきに、お作の方から人知れず打ち込んでいたものらしい。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私が想像した通り、鬚が赤くて、眼がビィドロのようで、鈍間のろまらしい風付ふうつきであった。みな黒いざるのような帽子を、かぶっていた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)