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顔形
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かおかたち
ふりがな文庫
“
顔形
(
かおかたち
)” の例文
旧字:
顏形
蟠「まったくお町に相違ない、相違ないが、
何
(
ど
)
うして
斯様
(
こん
)
な山奥へ来て
居
(
お
)
るか、それが分らぬ、併し筆蹟と云い
顔形
(
かおかたち
)
といい、確かにお町に相違ない」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
服装から
顔形
(
かおかたち
)
まで寸分ちがわない、ふたりの老博士が、顔と顔を見あわせて、にらみあいました。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
番士達も源助町も、こういうからくりはすこしも知らないのだし、それに、
顔形
(
かおかたち
)
は勿論、表情から
着付
(
きつ
)
けから、刀まで同じなのだから、とっさに喬之助が、身をひる返して
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それと同じく人の
容貌
(
ようぼう
)
を評するにも、よく十人
並
(
なみ
)
という言葉を使う。これはすなわち
美醜
(
びしゅう
)
の一人前という意味であるが、美醜の割り出しなどは、
眼鼻
(
めはな
)
や
顔形
(
かおかたち
)
の寸法を
計
(
はか
)
って出来得るものでない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
姿恰好
(
すがたかっこう
)
は継子に
立
(
た
)
ち
優
(
まさ
)
っていても、
服装
(
なり
)
や
顔形
(
かおかたち
)
で是非ひけを取らなければならなかった彼女は、いつまでも子供らしく
羞恥
(
はにか
)
んでいるような、またどこまでも気苦労のなさそうに
初々
(
ういうい
)
しく出来上った
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
此様
(
こん
)
な
顔形
(
かおかたち
)
になると云うのも、やっぱり豐志賀が
祟
(
たゝ
)
り
性
(
しょう
)
を引いて、飽くまでも
己
(
おれ
)
を
怨
(
うら
)
む事か、アヽ飛んだ処へ縁付いて来た、と新吉が思いますると、途端に、ざら/\と云う
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
能く見ると
顔形
(
かおかたち
)
が違って居りまする故
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“顔”で始まる語句
顔
顔色
顔容
顔馴染
顔付
顔貌
顔立
顔面
顔触
顔料