“顔形”のいろいろな読み方と例文
旧字:顏形
読み方割合
かおかたち70.0%
かおかた20.0%
かお10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟠「まったくお町に相違ない、相違ないが、うして斯様こんな山奥へ来てるか、それが分らぬ、併し筆蹟と云い顔形かおかたちといい、確かにお町に相違ない」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何となく真珠色の光の漲るこの席上には不似合な風体ふうていですが、顔形かおかたちはさすがに聡明らしく、話の調子もテンポの遅い、極めて感銘の深いものでした。
騎馬の男は、靄に包まれて、はっきりその顔形かおが見分けられなかった。けれども、プラトオクに頭をくるんだ牛を追う女は、馬が自分の傍を通りぬける時、なつこい声をかけた。
パルチザン・ウォルコフ (新字新仮名) / 黒島伝治(著)