顔形かおかた)” の例文
旧字:顏形
何となく真珠色の光の漲るこの席上には不似合な風体ふうていですが、顔形かおかたちはさすがに聡明らしく、話の調子もテンポの遅い、極めて感銘の深いものでした。
少し顔が肉付いて、化粧が派手で、何んとなく軽快で爽やかですが、背丈から品の良い顔形かおかたち、物をジッと見詰める眼の色までが、死んだ人そっくりというよりは、死んだ人そのままなのです。