“かおかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
顔形66.7%
顔容33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何となく真珠色の光の漲るこの席上には不似合な風体ふうていですが、顔形かおかたちはさすがに聡明らしく、話の調子もテンポの遅い、極めて感銘の深いものでした。
少し顔が肉付いて、化粧が派手で、何んとなく軽快で爽やかですが、背丈から品の良い顔形かおかたち、物をジッと見詰める眼の色までが、死んだ人そっくりというよりは、死んだ人そのままなのです。
生きているうちは、ずいぶん美しかったに違いありませんが、すさんだ生活と気持が、その顔容かおかたちまでも荒れさして、意志の働かない死面しめんの凄まじさは、平次も思わず顔をそむけたくらい。