“死面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
デスマスク61.1%
しめん22.2%
しにがお16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度死面デスマスクをとるときのように、一つの原型がありさえすれば、それと全く同じ顔はいくつでも簡単にできるようになっているのだ。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
この出来事がひどく気になっていただけに、臨終の日「死面しめん」という言葉を聞いた時、私は異様な感じに胸を打たれた。ほんとうに悪い辻占つじうらないであった。鼻の曲がっていたことも。
夏目先生の追憶 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あのおばさんの死面しにがおを見る勇気はなく、それに、あんなものは出世前の人は見ないがよいなんて、北原さんあたりも言うたものだから、自分は逃げてしまったが
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)