“デスマスク”の漢字の書き方と例文
語句割合
死面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちは、こうした忠平の死面デスマスクに現われる、極めて自然的な現象を、いい知れぬ崇高な奇蹟に直面させられたような気持で、一心に合掌しつつ見下していた。
眼を開く (新字新仮名) / 夢野久作(著)
中野は、朦朧もうろうとした意識の中で、自分が台の上に運ばれ、まるで死面デスマスクをとられるように、顔一面に何かを押しつけられたのを、ふわふわと憶えていたが……。
地図にない島 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
一八二七年——ベートーヴェンの死面デスマスク、ダンハウザー採型。(ボン市ベートーヴェン・ハウス所蔵)