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死面
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しめん
ふりがな文庫
“
死面
(
しめん
)” の例文
この出来事がひどく気になっていただけに、臨終の日「
死面
(
しめん
)
」という言葉を聞いた時、私は異様な感じに胸を打たれた。ほんとうに悪い
辻占
(
つじうらない
)
であった。鼻の曲がっていたことも。
夏目先生の追憶
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
生きているうちは、ずいぶん美しかったに違いありませんが、すさんだ生活と気持が、その
顔容
(
かおかた
)
ちまでも荒れさして、意志の働かない
死面
(
しめん
)
の凄まじさは、平次も思わず顔をそむけたくらい。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
人生の單調と孤獨とを
夙
(
はや
)
くから教へた無愛想な
死面
(
しめん
)
の
寡婦
(
ごけ
)
である。
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
惡魔の讃美者、
死面
(
しめん
)
のボオドレエル
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
“死面”の意味
《名詞》
デスマスク。
死んだ人の顔。死に顔。
(出典:Wiktionary)
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“死”で始まる語句
死
死骸
死人
死屍
死際
死霊
死去
死亡
死様
死別