非分ひぶん)” の例文
おそれ我方非分ひぶんと知りながら是をさばく事遠慮ゑんりよする所かの越前守は奉行ぶぎやうとなつてたちまち一時に是非ぜひたゞ我領分わがりやうぶんをまけになしたるだんあつぱれ器量きりやう格別かくべつにしてじんゆうとく兼備けんび大丈夫だいぢやうふなりかれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
サン 此方こち非分ひぶんにならぬやうに、先方むかうから發端しかけさせい。
先來紀州殿きしうどの非分ひぶんなりといへども御三家の領分りやうぶん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
忠相たゞとも段々きかれける所紀州殿きしうどのはなはだ非分ひぶんなりとてあきらかに取捌とりさばきけり只今までの奉行ぶぎやういかなれば穩便をんびんにいたし置けるにや幸ひに越前守相糺あひたゞすべきなりとて紀州きしうの方まけと成て勢州山田方理運りうん甚だしかりきこゝにおいて年頃としごろのうつぷんを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)