-
トップ
>
-
青草
>
-
あおくさ
彼は、
青草の
上へ
腰をおろそうとしたが、そばに
小さな
茶店があるのに
気づいたので、さっそく
入って
腰掛けへ
休みました。
といって、おかあさんに
教わったとおり、二
匹の
馬の
間に
青草を
投げてやりますと、
案の
定、一
匹ががつがつして
草を
食べる
間、もう一
匹は
静かに
座ったままながめていました。
森も
林も、
大砲の
火で
焼けてしまったところもあります。
広い
野原に、
青草ひとつ
見えないところもあります。まったく
昔の
日と、あたりの
景色がすっかり
変わっていました。